日本のNo2!北岳山行

標高3,193mで日本で二番目に高い山、『北岳』へ登ってきました。久しぶりの登山であったため、運動不足でゼイゼイ言いながら登りましたが、その辛さを忘れるほどの絶景と楽しさのある山行でした。

今回のブログは当日の行動順に書いていくため、一緒に山を移動していく気持ちで読んでいただければと思います!

登山道の出発点である広河原山荘まではマイカー規制のため、バスかタクシーに乗って移動します。

朝5:00に芦安駐車場を出発し、一時間以上バスに揺られ6:20に広河原駐車場に到着しました。

シーズン真っただ中の土曜日ということもあり登山者も多く、トイレは大混雑でした。

準備と登山計画書の提出を済ませ、6:50に北岳(→写真)に向かってスタートです!

標高1530mから出発し、まずは標高2200mにある中間地点の「白根御池小屋」を目指します。

白根御池小屋までは木漏れ日の差す樹林帯が続きます。湿気のある森の中では真っ白なギンリョウソウや、THE毒キノコ!な見た目をしたベニテングダケを見ることができました。息が上がるとつい上を向いてしまいますが、足元を見ているといろんな発見ができます。

蒸し暑い森林の中を2時間登り続け、予定のコースタイム通り8:50に中間地点の白根御池小屋に到着しました!

この山小屋ではアイスを食べることができますが、まだ先は長いため帰りの楽しみにしてグッと堪えます。

30分ほど休憩し、山頂手前の宿泊地「肩の小屋」(標高3000m)を目指して再出発です!

北岳山頂もだんだんと見えてきました。

ここからは森林限界を超え、だんだんと高い樹木が少なくなっていきます。

稜線までの道「草すべり」は、岩や小石の多い急登となり、踏ん張って登るため一気に体力が奪われる難所です。ペース配分をしながら慎重に登っていきます。

1時間半ほど急坂を登り続け、ついに稜線の開けた場所に到着しました。

お向かいの甲斐駒ヶ岳の白い山頂も綺麗に見えます。

ここから景色のいい緩やかな稜線を30分ほど登っていき、宿泊地である『肩の小屋』に予定通りの12:00ピッタリに到着しました。

当日はピーク(頂上)までは行かず、テントを張ってゆっくり休みます。

まだテント場も良い場所が空いていたので、利用料を支払って設営開始です。

お昼ご飯はお湯を入れるだけで簡単にできる「リゾッタ」です。

午後は丸々空いているため、絶景を眺めながらコーヒーを飲んだり、高山植物の観察をして過ごしました。夕焼けが出ると、自分の影が雲に映る珍しい現象「ブロッケン現象」を見ることもできました。
山頂で日の出を見るために朝3時半起床です。翌日に備えて夕方7時には就寝します。

夜に目覚めると雲が晴れ、ずっと見えなかった富士山や天の川も見ることができました。

山行1日目は終了です。2日目のピークへのアタックと下山はまた後日アップいたします!